短歌(通釈):た~わ行(126首)

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  1. ■短歌(通釈):た~わ行(126首)
  2. ■『受験国語 選択肢の判別 111の視点(無料)』
  3. 論理パズル
  4. 各種論理
  5. ■所収歌 作者の略歴(五十音順)
  6. ■所収歌 関連用語
  7. ■た行
  8.  高槻の木末にありて頬白のさえづる春となりにけるかも(島木赤彦)
  9.  田子の浦ゆうち出でて見れば真白にぞ不尽の高嶺に雪は降りける(山部赤人)
  10.  ただひとり吾より貧しき友なりき金のことにて交絶てり(土屋文明)
  11.  立ちわかれいなばの山の峰に生ふる松とし聞かばいま帰り来む(在原行平)
  12.  たのしみはあき米櫃に米いで来今一月はよしといふとき(橘曙覧)
  13.  卵だきじっとふくらむめん鶏のすゑゐの深きするどさ(木下利玄)
  14.  玉の緒よ絶えなば絶えねながらへば忍ぶることの弱りもぞする(式子内親王)
  15.  たらちねの母がつりたる青蚊帳をすがしといねつたるみたれども(長塚節)
  16.  たはむれに母を背負ひてそのあまり軽きに泣きて三歩あゆまず(石川啄木)
  17.  父君よ今朝はいかにと手をつきて問ふ子を見れば死なれざりけり(落合直文)
  18.  父と母といずれがよきと子に問えば父よと言いて母をかえりみぬ(落合直文)
  19.  父母が頭かき撫で幸くあれて言ひし言葉ぜ忘れかねつる(防人歌より、丈部稲麻呂)
  20.  ちはやぶる神代も聞かず竜田川からくれなゐに水くくるとは(在原業平)
  21.  散るという飛翔のかたち花びらはふと微笑んで枝を離れる(俵万智)
  22.  月見ればちぢに物こそ悲しけれわが身ひとつの秋にはあらねど(大江千里)
  23.  月よみの光を待ちて帰りませ山路は栗のいがのしげきに(良寛)
  24.  つけ捨てし野火の烟のあかあかと見えゆくころぞ山は悲しき(尾上柴舟)
  25.  つばくらめ飛ぶかと見れば消え去りて空あをあをと遥かなるかな(窪田空穂)
  26.  東海の小島の磯の白砂にわれ泣きぬれて蟹とたわむる(石川啄木)
  27.  唐きびの花のこずえにひとつずつ蜻蛉をとめて夕さりにけり(長塚節)
  28.  遠き樹(き)にひぐらしのこゑ(え)鳴きそろひゆふべとなれば母のこひしき(橋田東声)
  29.  トーストの焼きあがりよく我が部屋の空気ようよう夏になりゆく(俵万智)
  30.  飛びあがり宙にためらふ雀)の子羽たたきて見居りその揺るる枝を(北原白秋)
  31. ■な行
  32.  亡き子来て袖ひるがへしこぐとおもふ月白き夜の庭のブランコ(五島美代子)
  33.  亡き父のめがねをかけてふざけいる弟に父のおもかげしのぶ(作者不詳)
  34.  鳴く蝉を手握りもちてその頭をりをり見つつ童走せ来る(窪田空穂)
  35.  梨畑に袋かけをればジェット機は風に流さるるごとく過ぎゆく(石川不ニ子)
  36.  なつかしき故郷にかへる思ひあり、久し振りにて汽車に乗りしに。(石川啄木)
  37.  夏のかぜ山よりきたり三百の牧の若馬耳ふかれけり(与謝野晶子)
  38.  夏の夜はまだ宵ながら明けぬるを雲のいづこに月宿るらん(清原深養父)
  39.  名にしおはばいざ言問わむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと(在原業平)
  40.  何層もあなたの愛に包まれてアップルパイのリンゴになろう(俵万智)
  41.  なんでもない会話なんでもない笑顔なんでもないからふるさとが好き(俵万智)
  42.  寝しずまる里のともしびみな消えて天の川白し竹藪の上に(正岡子規)
  43.  寝よ寝よと母の言う口ぐせを聞きながら解けぬ問題一つになやむ(作者不詳)
  44.  のど赤き玄鳥ふたつ屋梁にいてたらちねの母は死にたまふなり(斎藤茂吉)
  45. ■は行
  46.  萩の上に雀とまりて枝ゆれて花はらはらと石にこぼるる(長塚節)
  47.  白菜が赤帯しめて店先にうっふんうっふん肩を並べる(俵万智)
  48.  箱根路をわが越えくれば伊豆の海や沖の小島に波の寄る見ゆ(源実朝)
  49.  はたはたと黍の葉鳴れるふるさとの軒端なつかし秋風吹けば(石川啄木)
  50.  はたらけどはたらけど猶わが生活楽にならざりぢっと手を見る(石川啄木)
  51.  はちす葉のにごりにしまぬ心もてなにかは露を玉とあざむく(僧正遍照(良岑宗貞))
  52.  花の色はうつりにけりないたづらに我が身よにふるながめせし間に(小野小町)
  53.  はなび花火そこに光を見る人と闇を見る人いて並びおり(俵万智)
  54.  母と娘のあやとり続くを見ておりぬ「川」から「川」へめぐるやさしさ(俵万智)
  55.  春過ぎて夏来たるらし白妙の衣干したり天の香具山(持統天皇)
  56.  春の苑紅にほふ桃の花下照る道に出で立つをとめ(大伴家持)
  57.  春の鳥な鳴きそ鳴きそあかあかと外の面の草に日の入る夕べ(北原白秋)
  58.  春の野にすみれ採みにと来しわれぞ野をなつかしみひと夜ねにける(山部赤人)
  59.  春の夜の夢の浮き橋とだえして峰にわかるる横雲の空(藤原定家)
  60.  春の夜の闇はあやなし梅の花色こそ見えね香やは隠るる(凡河内躬恒)
  61.  馬鈴薯のうす紫の花に降る雨を思へり都の雨に(石川啄木)
  62.  晴れし空仰げばいつも口笛を吹きたくなりて吹きてあそび(石川啄木)
  63.  ひさかたの光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ(紀友則)
  64.  人はいさ心も知らずふるさとは花ぞむかしの香ににほひける(紀貫之)
  65.  人も馬も道ゆきつかれ死にけり。旅寝かさなるほどのかそけさ(釈迢空)
  66.  ひまわりは金の油を身にあびてゆらりと高し日のちひささよ(前田夕暮)
  67.  昼ながら幽かに光る蛍一つ孟宗の藪を出でて消えたり(北原白秋)
  68.  東の野にかぎろひの立つ見えてかへり見すれば月かたぶきぬ(柿本人麻呂)
  69.  吹く風をなこその関と思へども道もせに散るやまざくらかな(源義家)
  70.  吹くからに秋の草木のしをるればむべ山風をあらしといふらむ(文屋康秀)
  71.  福寿草の蒼いとほしむ幼な子や夜は囲炉裏の火にあてて居(お)り(島木赤彦)
  72.  ふくらみて卵を抱けるめん鶏の眼をみすえてわれうたがえり(作者不詳)
  73.  ふるさとにゐて日毎聴きし雀の鳴くを三年(みとせ)聴かざり(石川啄木))
  74.  ぶらんこにうす青き風見ておりぬ風と呼ばねば見えぬ何かを(俵万智)
  75.  ふるさとのなまりなつかし停車場の 人ごみの中にそを聴きにゆく(石川啄木)
  76.  ふるさとの山に向かひて言ふことなしふるさとの山はありがたきかな(石川啄木)
  77.  噴水が輝きながら立ち上がる見よ天を指す光の束を(佐佐木幸綱)
  78.  へんとうせん切りて寝ている鼻先にみりんぼしやくにおいが流れる(作者不詳)
  79.  鳳仙花照らすゆふ日におのづからその実のわれて秋くれむとす(金子薫園)
  80.  牡丹花は咲き定まりて静かなり花の占めたる位置の確かさ(木下利玄)
  81.  ほのぼのと明石の浦の朝霧に島隠れゆく舟をしぞ思ふ(よみ人知らず)
  82.  ほのぼのと春こそ空に来にけらし天の香具山かすみたなびく(後鳥羽上皇)
  83. ■剽窃について

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【目次】
■所収歌 作者の略歴
■所収歌 関連用語
短歌(通釈):あ~さ行(105首)
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