
中学受験専門 国語 プロ家庭教師 細川
■難関中学 受験対策
■国語読解・記述指導
■東京23区・千葉県北西部
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- ■シンクロ・トラッキング思考法(身体同期追跡思考法)■オーラルリコンストラクション(口頭での再構築的論証訓練)■高速トレース(全脳型分析的高速処理)■フラッシュリーディング(全脳型分析的速読法)■時間短縮訓練
- ■『受験国語 選択肢の判別 111の視点(無料)』
- 論理パズル
- 各種論理
- ■国語の学習法~四つのアプローチ
- ■①シンクロ・トラッキング思考法(身体同期追跡思考法)※商標登録出願中
- ■②オーラル・リコンストラクション(口頭での再構築的論証訓練)※登録商標
- ■③高速トレース(全脳型分析的高速処理)※登録商標
- ■④フラッシュリーディング(全脳型分析的速読法)※登録商標
- ■時間短縮訓練
- ■線引き・読書・音読・読み聞かせ・根拠記述ノートについて
- ■剽窃について
■シンクロ・トラッキング思考法(身体同期追跡思考法)■オーラルリコンストラクション(口頭での再構築的論証訓練)■高速トレース(全脳型分析的高速処理)■フラッシュリーディング(全脳型分析的速読法)■時間短縮訓練
■『受験国語 選択肢の判別 111の視点(無料)』
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■『受験国語 選択肢の判別 111の視点(無料)』
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■記事
・B5正味68ページ(B4両面18枚/表紙1枚含む)
・本編約110,000字
■PDFデータ量
・7.79MB
■プリンター設定
・B4用紙
・印刷の向き(横)
・両面印刷
・短辺とじ
※両面で上下反対に印刷されないよう、数ページ分でテスト印刷をしてください。
■製本
・両面印刷後、用紙をしっかりと二つ折りにし、ページ順に揃えて重ね、『回転式ホチキス』で「中(なか)とじ」します。
・ホチキスは、背(外側)からノド(内側)に向けて打ちます。また、天地からそれぞれ6~7cmの位置に一か所ずつ打つと冊子が安定します。
■補足
・本資料は一見難しい内容に思えるかもしれませんが、大人の助力により(事前に読み込みが必要)、手順を踏んで説明すれば、小学5、6年生にもしっかりと理解させることが可能です。
・本資料は国語の読解問題における選択肢を思考力や論理力、分析力や検討力等によって正しく判別するための育成教材であるため、コツ、裏技といった安直な解決法は記載していません。(※ただし、一部ネタも含みます)
・内容的に中学生や高校生の学習にも利用できます。
■頒布自由
・本資料(PDFデータ、または冊子)を必要とする各人、各所への頒布は自由です。

■時間短縮訓練・高速トレース・再現学習・フラッシュリーディング:PDFのダウンロード(B4・3枚)
論理パズル

■「消えた1,000円のナゾ」・「天使と悪魔と人間」・「Aさんの帽子は何色か」・「偽金貨はどれだ?」など、11の問題と解説。
各種論理

■三段論法(演繹法)・帰納法・背理法・論理的飛躍・弁証法・類推・仮説形成・詭弁論理など、各種論理の解説。
■国語の学習法~四つのアプローチ
■「左脳」は「論理的思考や言語の理解」を、「右脳」は「空間認識や全体的なイメージ処理」を優位に担っています。しかし、人間は脳だけで思考しているのではなく、身体を通じて思考しています(身体性認知)。左右の脳が互いに緊密に連携して高速で情報をやり取りし、さらに「身体の動き」が介在することで、私たちの脳は高度な思考や判断、行動をよりスムーズに処理できるようになります。
※ちなみに、左利きでも約70%の人は右利きと同様に「左脳(言語野)」で言葉を処理しています。
■以下4種の手法はすべて、「身体運動」を脳の処理とシンクロ(同期)させることで、「右脳と左脳の機能を高度に連携」させ、脳全体の力をフルに活用して行う統合的学習法です。
①シンクロ・トラッキング思考法(身体同期追跡思考法)
・【身体の同期】 文字を『目』で追いながら、主に非利き手の『指先』を連動させて文字列を追随(ついずい)(追いかけること=トラッキング)する手法。
②オーラル・リコンストラクション(口頭での再現学習・口頭での再構築的論証訓練)
・【身体の同期】 把握した内容を脳内で再構築し、論理的かつ説得力のある論証を『口頭』で行う訓練。
③高速トレース(全脳型分析的高速処理)
・【身体の同期】 圧倒的なスピードで『視線』を走らせ、文章の内容や設問の解法等を分析的に確認・処理する手法。
④フラッシュリーディング(全脳型分析的速読法)
・【身体の同期】 『目』の動き(視覚運動)と脳の「認知スピード」を高度にシンクロ(同期)させ、文章を意味の塊(かたまり)ごとに瞬時に脳内投射する分析的・本質的な「速読」技術。
■①シンクロ・トラッキング思考法(身体同期追跡思考法)※商標登録出願中
■シンクロ・トラッキング・メソッド/Synchro-Tracking Method
■概要
・文(文章)を目でたどりながら、人差し指など主に「非利き手」の指先を使ってその文字列を『追随(追いかけること)=フィンガー・トラッキング』するだけです。
・従来の「指なぞり」とは異なり、脳科学や心理学の知見に基づき『身体同期(シンクロ)』のメカニズムを活用した、能動的・合理的なアプローチです。
・主に「非利き手」の指先を使って文(文章)を目(視線)でたどりながら、「今どこを読んでいるか」、「どの文や文脈について考えているか」を意識しやすくすることで、注意の維持や情報の保持・記憶、情報処理を支援します。
・目(視覚)と指の動き(身体動作)を高度に『シンクロ(同期)』させることで、文章上の情報への注意力を高め、脳内の認知処理を強力に支援します。
・指先を置くことで、読む位置や注目すべき箇所を意識しやすくなり、集中を維持するとともに、読み飛ばしや見落としなどのケアレスミスを防ぐ一助となります。
・視線や注意を文章上に維持し、文章情報を視覚的・空間的にとらえながら思考・把握することができます。
・単なる「指使いのテクニック」ではなく、最終的には身体的操作を認知技能へ転換し、思考や読解のスピードを「自動化」させます。
・算数の文章題や、理科・社会の資料読解など、国語以外の学習にも幅広く応用できます。
■応用
① シンクロ・アンカー思考法(身体同期定位思考法)
・「フィンガー・トラッキング(指先での追随)」に慣れてきたら、「非利き手」の指先(親指・人差し指・中指)だけでなく、必要に応じてペンを持った「利き手」の指先も使いながら文章上の要所を「アンカリング(定位・保持)」してみましょう。
・重要語句、対比、因果関係、筆者の主張などを発見したときには、その位置を指で押さえたり、一時的に保持したりすることで、情報の整理や関連付けを促します。
・指先を「アンカー=錨(いかり)」として文章上の要所を「アンカリング(定位・保持)」し、目(視覚)と指の動き(身体動作)を高度に『同期(シンクロ)』させることで、論理的思考力と文章のより深い理解力の向上を支援します。
・必要に応じて「線引き・チェック」なども組み合わせながら、文章上の各情報を個別に捉えるだけでなく、それらの位置関係や関連性を含めて、立体的・総合的にとらえます。
・ただし、注意すべきなのは、「人差し指は接続語に」「中指は心情語に」のように、それぞれの指に厳密な役割を割り当てないことです。指の使い方やルールそのものへの意識が強くなりすぎると、その操作が単なる「テクニック」と化し、読解に必要な認知的リソースを消費して、かえって読解を妨げる危険性が高まります。
②自動化(内在化)
・思考力・読解力の向上とともに、身体的補助手段を徐々に減らし、最終的には身体的補助を必要としない「完全な脳内処理」へと移行させます。
・「指を使うこと」が最終目標なのではなく、指を使わなくても、文章上の情報を適切に定位・追跡・保持・関連付けできる状態を目指します。
・自動化が進むと、文章を読む、情報を定位する、情報同士を関連付ける、論理を追跡する、といった一連の処理が、個々の動作を意識することなく自然に、かつ、スピーディーに行われるようになります。
■②オーラル・リコンストラクション(口頭での再構築的論証訓練)※登録商標
■口頭での再現学習/論理的再構築訓練/説得的論証/身体同期再構築訓練/
オーラル・リコンストラクション・メソッド/Oral Reconstruction Method
■概要
・学習による理解、獲得が十分であったかどうかは、「学習内容や解法、記述内容」等を子どもに『口頭で再現(アウトプット)』させてみれば確かめることができます。
・正しい読解に基づき、設問の要求に沿った正しい解法を子ども自身が「口頭で説得的に論証」する訓練を行います。「声に出して、自分の耳で聴く」という『身体的な同期(シンクロ)』効果により、論理のつながりや伝わりやすさを客観的に再評価し、記憶の定着と理解の再構築、そして論理構築力の向上を強力に促します。
・指導する側は「教えたつもり」になって自己満足に陥ることのないよう常に自戒しなければなりませんが、子どもにとっては「わかったつもり・学んだつもり」で済ませてしまわぬよう、「本質的な学習・復習」を実現させるために、ご家庭での『口頭での再現学習』の積極的導入をお勧めします。
■『再現学習』においては、本文を参照しながら、以下のプロセスを意識して『口述(アウトプット)』を行います。
【情報の整理と統合】
①「設問の要求に沿って」、②獲得された情報を一気に整理、総合する。
【論理的再構築】
③言語化を通じて、④内容を論理的に再構築する。
【表現の工夫】
⑤「伝わりやすさ」を意識し、⑥的確な表現で、⑦「自分の言葉」として出力する。
【ゴールの設定】
⑧口述された説明が、⑨聞き手がよく理解でき、⑩話者と聞き手の双方(そうほう)が納得のいくものであること。
※この時、『高い再現性・再構築性』が認められない場合は、子どもの理解度やトレースの質が十分でないと判断できますから、指導者や保護者は、子どもの理解度や表現力をより高めるための工夫や取り組みに適切に注力できるようになります。
■③高速トレース(全脳型分析的高速処理)※登録商標
■身体同期分析的高速処理/フラッシュ・トレース/Flash Trace/High Speed Trace
■概要
・圧倒的なスピードで文章の内容確認や情報処理を行います。
※「トレース学習」は、個別指導等により、読解内容、設問における要求の把握、解法、記述構成や表現、その他知識事項に至るまで、子どもが当該範囲の学習内容を十分に理解、獲得しえた状況を前提として行うものです。そのため、子どもが 「なんとなくわかったつもり」の状況のみではそもそも「トレース学習」は成立しませんのでご注意ください。
※また、「対話型」ではなく、「講師がまくし立てながら一方的に進めるスタイルの授業」を受けている場合には(当方自身も1987年~92年の間、集団指導において同様の一方的なマシンガントークスタイルでの授業をしていました)、子どもにはその解説内容が頭に入っていないことが多く、その場合にも『トレース学習』は不可能です。学習内容が本当に理解されているかどうかは、子ども自身に解説を受けたその内容を『口頭で再現』させてみれば確かめることができますから、是非お試しください。
・読解や解法等の論理的・分析的学習への没入が続くと脳の「ワーキングメモリ(作業記憶)」に高い負荷がかかり、「頭脳の回転力(思考の柔軟性や処理スピード)」が低下してしまいます。そこで、学習が済んだ範囲について、指と目をフルに連動させる『身体同期(シンクロ)』処理による「高速トレース」を行い、これにより「頭脳の回転力を回復」させ、「高速処理モード」への切り替えを図ります。さらに、脳の機能的シミュレーション(模擬練習)を兼ねたこの訓練の継続により、実戦における即時の問題解決力の発揮へとつなげていきます。
※尚、なれないうちは一問一問ごとにトレースを行い、慣れるにしたがって一度にトレースする分量(問題数)を増やしてゆくとよいでしょう。
■「高速トレース」の方法
①高速での追跡(ついせき)確認
・学んだ内容や解法などを高速で確認する。
②時間を計る
・ストップウォッチやタイマー等でトレース時間を計測する。
・制限時間を設け、自分をよい意味で心理的に追い込むことで脳の集中力を極限まで高め、潜在的な処理能力を引き出します。
③可能な限り高速で、あるいは瞬時に行う
・頭脳の回転力を回復させ(高速処理モードに切り替え)、思考の柔軟性を高める訓練ともなります。
④声に出さない
・頭の中でだけで思考作業を行う。
⑤言語化は最小限にとどめる
・頭の中でしゃべると(音声化すると)、実際に声に出して説明するのと同じ時間を要してしまい、思考が高速化されません。「言葉」ではなく、「意味や構造のつながり(概念)」を直接イメージで追います。
⑥右脳と左脳のいずれをもフルに駆動(くどう)させる
・脳全体のネットワーク(言語・論理・視覚イメージ)をフルに駆動させ、逐次(ちくじ=順次)に、そして瞬時に、分析的に情報を整理、把握し、判断する。
⑦正確、確実に
・トレース内容の正確性は、その後の「知識の定着度」や「口頭での再現」時における正確性にそのまま直結します。
⑧「獲得(かくとく)する」意識をもつ
・学んだことを流してしまわず、脳の「長期記憶」へと深く刻み込み、「自分の力に変換」する。
⑨「高い再現性と再構築性」
・トレース後に、本文の読み取りや各問題の解法等を口頭で確実に説明できること。
⑩聞き手に対し、「自分の考え」として、説得力をもってしっかりと「伝える」
・トレース後の「口頭での再現学習」において、聞き手に説明内容がしっかりと納得されることを念頭に置きます。「自分の理解度を客観視する力(メタ認知能力)」と「伝える力」を養うための訓練の一環であり、記述力や表現力にもダイレクトに反映します。
■補足
・ある程度訓練を積むと、「文章題(大問)1題分を30秒以内にトレースできる」ようになりますから、指導や学習に導入される方はこれを一つの基準としてください。
・また、トレース作業の高速化と「脳内処理の最適化」に慣れると、塾での授業中のほんのちょっとした時間(一問あたり数秒)を使ってトレースを行い、学習内容によっては現場でその都度「復習」、および「獲得作業」を済ませてしまうことも可能です。
■④フラッシュリーディング(全脳型分析的速読法)※登録商標
■身体同期分析的速読法/トレース・リーディング/Flash Reading/Trace Reading
■概要
・科学的には、「超高速で文章を読む『眼球運動型』をはじめとする一般的な速読術は『高度な読書力』の向上にはつながらない」という研究結果が既に出されています(キース・レイナー教授/カリフォルニア大学/2016年)。この種の「速読法」によって文章の「大意(あらまし)を何となくつかむ練習」にはなりますが、人間の身体・認知メカニズムの限界上、それによって『正確、かつ厳密な文章読解力を備えることは不可能である』と断言されるのです。
・そもそも「本来的な速読力」とは、大量の書物を読破した経験(背景知識や語意のネットワーク)をもつ人が備えた高度な能力であって、形だけを真似た「眼球運動の訓練」をいくら積んでも、同質の能力を備えることは原理的に不可能なのです。
・文章の内容を速く正確に理解するには、まずは日常における「適切な速度での通読訓練(脳内での音声化)」と、「視覚(文字入力)と言語(意味理解)のネットワークをフルに稼働させた高度な分析的学習(=読解学習)」の継続が最低要件となります。
・そこで、左脳(言語脳)を駆動させる「読解学習=分析的学習」を十分に済ませた後、続けて「口頭での再現学習」と「高速トレース」によって教材の内容把握をさらに確実なものとし、そのうえで、「学習の最終的な仕上げ」として、および、「本質的・分析的速読訓練」として、目(視覚)・脳・身体の感覚を『同期(シンクロ)』させながら速読する『フラッシュリーディング』を行います。
・脳内で一字一字を音声化する「黙読」は「音読」と同等の時間を要するため、『フラッシュリーディング』では「視読(脳内で文字を音声化せず、文字から直接意味をとらえること)」を行います。
・「文における意味上のまとまり(パート)」ごとに、文字情報を視覚情報(パターン)として「写真を撮るように瞬時に脳へ投射」し、高速で視点を移動させながら本文をたどります。それと同時に左脳をもフルに連動させ、逐次(順を追って次々に)、および瞬時に内容整理をしながら、分析的(ミクロ)、かつ総合的(マクロ)な視点で本文を読み進めます。文章の内容把握(分析的学習)は事前に完了しているため、このアプローチによって、実戦にも有効な、脳全体をフルに活用した『本質的・分析的速読力』を徐々に向上させてゆくことが可能となります。
※フラッシュリーディング(Flash Reading):2018年(平成30年)、当方の指導していた、当時インターナショナルスクールに通学していた生徒(小6女子)が名付けてくれました。(旧称は『トレースリーディング』)
【フラッシュリーディングの方法】
①『フラッシュリーディング』においては、「一文字一文字を丁寧に追う読み方」をするのではなく、文章における「一文」を構成する「いくつかの意味内容のまとまり」を意識し、そのパート内の数文字分をまるごと『写真を撮るようにして(視覚情報として)瞬時に脳に投射(とうしゃ)』しながら、後に続くパートへと順次滑(なめ)らかに視点移動してゆく読み方をします。
※例えば、本項①の文の場合、「符号を除いた文字数」は約130字、「意味上のまとまり」は10前後です。
②はじめに、これから脳に「投射」する一段落分程度の範囲を、一瞬(一、二秒間)、さっと目に映(うつ)し取ります。少しでも滑らかに視読できるよう、断片的情報や道筋とを予め脳に「先行認知」させるだけなので、文を読む必要はありません。(※この手順は状況により省略可)
③続けて、「一文一文の投射」に入ります。「読点(、)と句点(。)の位置」を意識しながら、「文」や「文脈(語や文どうしの論理的なつながり)」に意味的な断絶が起きてしまわぬよう『投射読み(フラッシュリーディング)』を進めていきます。慣れないうちは、一定のリズムをつけて、各パートをゆっくり視点移動させるとよいでしょう。視点移動のしかたやスピードは柔軟に変えて構いません。
④気張って機械的な目の動かし方をするとすぐに目が疲れますから、背筋を張り、気持ちを落ち着け、ある程度文章から目を離して『物理的視野・認知的視野』を広く保ちながら『投射読み(フラッシュリーディング)』を進めてください。
⑤ストップウォッチやタイマー等で時間を計測してください。同じ文章で「フラッシュリーディング」を数度繰り返すと、その都度投射スピードが高速化されます。慣れるにしたがい、「いくつかのパートを同時に『投射』」したり、「パートにこだわらずに滑らかに視点移動」したり、「一文」や「数行」をまるごと同時に脳に投射」してみましょう。脳の回転力(認知処理スピード)に勢いがついてくると、速く視点移動するほうが却って読みやすくなります。
⑥読解学習で使われた様々な「分析アンテナ」をフルに稼働させ、左脳(言語ネットワーク)と右脳(視覚イメージ処理)とを同時に働かせながら、高速、かつ正確に文意、文脈をたどりつつ、逐次、および瞬時に「情報どうしの関連付けや内容整理」を行い、「文章全体の多角的・総合的な把握」を目指します。
・いわゆる「速読術(眼球運動型速読)」とは異なる「本来的な速読訓練」を積むと、文脈や内容等の予測力も向上し、数行(数文)をまとめて読み進めながら正確に内容把握ができるようになります。
※ただし、相当な訓練の継続が必要です。
⑦以後も、授業で扱われた教材ごとに同様の訓練を継続することで、全体視野の向上、情報の取り込み方や分析・整理のしかた、処理力や処理スピード等の向上に徐々に反映してゆきます。一本一本の教材を大切に扱い、そして最大限に活用しましょう。
⑧「速読・速解の訓練」、あるいは、「テストや入試本番に向けてのシミュレーション(模擬練習)」として、「速読(フラッシュリーディング)」をしながら、同時に「線引き」や「情報どうしの関連付け」等のチェックをする訓練(高度な並列処理訓練)も導入してみましょう。複眼的・全体的視野で要所を押さえながら読解する訓練となるため、形式的・近視眼的な線引きや見当外れのチェック等の無駄な作業が格段に減り、「読解に必要かつ有効な本来的な『分析的チェック作業』」が身に付きます。また、「線引きやチェック作業自体が主目的となって本文の内容把握がぞんざいになる本末転倒」に陥ってしまっている受験生にとっても、その「客観的視点(メタ認知)の改善」に極めて有効です。
※尚、「シンクロアンカー思考法」、「口頭での再現学習」、「高速トレース」、「速読(フラッシュリーディング)」、「分析的チェック作業」等の訓練用に、別途何も書き込みされていない状態の当該教材を予めコピーしておくとよいでしょう。
■時間短縮訓練
※「時間短縮訓練」は、個別指導等により平常より「精度重視型」の取り組みが『日々継続的に行われている』ことを前提としています。この取り組みが実現していない状況下では、以下の「時間短縮訓練」は十分な効果を見込めない可能性がありますのでご注意ください。
■「解答スピードだけは速いが、読解や解答の精度が低く、答案全体の仕上がりが雑」という特徴が、上位生を含め、特に国語を得意としない受験生に共通して見受けられます。「スピード」を優先するあまり、「読解と解答の精度」を犠牲にしてきた結果です。「精度より、解答欄を全て埋めきることにこそ重点を置く」というのは、学習全般においても本末転倒です。そればかりか、「本文を通読せずに解けばよい」という非本質的な手法や、普遍性の無い安直な小手先テクニックに幻想を抱き、それを「よすが」として、ますますこの「底なしの悪循環」から逃れられなくなっていきます。
・「精度を犠牲にせず制限時間内に全問解決する」には、学習におけるそれまでの取り組み方を「精度重視型」に完全転換し、併せて「時間短縮訓練」を導入し、日々着実に継続する必要があります。平常における訓練の継続無しに、テストや入試本番の時だけ時間短縮を実現することなど不可能です。
【自宅での演習時における時間短縮訓練】
①時間配分を行う。
②ストップウォッチやタイマー等で時間を計測する。
③本文を通読する。
④読解と解答の精度を上げることに重点を置く。
⑤入試本番を意識し、良い意味で自分を心理的に追い込み、全力で問題解決に当たる。
⑥問題処理中は常に時間を意識しつつ、頭脳の回転力を高速で維持する。
⑦頭脳の回転力をさらに高めるため、解ける問題の処理をどんどん進める。
⑧訓練開始当初、時間内に解き切れない場合は延長時間をとり、自分の頭を使って最後まで徹底的に考え抜く。
⑨得点は精度の結果なので当初は気にしすぎず、1か月後、2か月後……の自身の進歩・向上を明確に見据えて、それを当面の目標とする。
⑩訓練を重ねるごとに、『今回は延長しても何分以内で』というように、徐々に延長時間を「短く設定」してゆく。
・「精度重視型」の取り組みに転換した当初、個々の状況によっては、暫くの期間、目標の時間内に全ての問題処理が終わり切らないことがあります。その場合においても、躊躇せずに延長時間を設けてください。大人の力を借りる前に、「まずは限界に挑む気持ちで、自分の頭を使って最後まで徹底的に『考え抜く力』の育成」を最優先してください。
・そして、時間短縮のための訓練を重ねるごとに、延長する時間を毎度徐々に短く設定します。元来人間には、訓練によってその能力や技術を確実に向上させる力が備わっています。また、一定期間内での訓練機会を多く設けるほど、時間短縮の能力向上が確実に早まります(指導経験上、断言します)。訓練を開始する時期や受験生個々の状況により違いはありますが、一つの目安として、通常三か月ほどで、精度を上げつつ時間内に解答欄全てを埋め切ることができるようになります。
・尚、国語の偏差値が50前後以下の受験生の場合、学習の取り組み方をそれまでの「スピード優先・精度犠牲型」から「精度重視型」へと完全転換して1か月ほどの間、テスト本番で制限時間内に「文章題二題のうち一題がまるごと解答できない」といった現象が見られる場合があります。しかし、それを恐れて再び「スピード優先・精度犠牲型」の取り組み方に戻してしまうと、「底なしの悪循環」に舞い戻り、そのままそこから脱することなく入試本番を迎えることになるでしょう。
■当方自身の経験として、集団指導時代(~2002年)には、「自宅での演習においても常にテスト形式で臨み、制限時間が来たら、解けていても、解けていなくても、そこで一切手をつけてはならない」といった方法で生徒たちの解答スピードの向上を図っていました。しかし、この方法だと、大方の子どもたちにとっては、いつまで経っても精度向上が望めないばかりか、自分が処理できなかった問題について「自分の頭を使って最後まで徹底的に考え抜く」習慣がつかず、しかも、「問題の解決を大人に丸投げ」したり、解説を聞いたり読んだりして、それで全て分かったつもりになって事を済ませてしまう、といった弊害を感じるようになったという経緯があります。
■線引き・読書・音読・読み聞かせ・根拠記述ノートについて
■「左脳」は「論理的思考や言語の理解」を、「右脳」は「空間認識や全体的なイメージ処理」を優位に担っています。しかし、人間は脳だけで思考しているのではなく、身体を通じて思考しています(身体性認知)。左右の脳が互いに緊密に連携して高速で情報をやり取りし、さらに「身体の動き」が介在することで、私たちの脳は高度な思考や判断、行動をよりスムーズに処理できるようになります。
■文章への線引き・チェックについて
・言うまでもなく、『文章への線引きやチェック作業』そのものが目的化し、却って読解が疎かになるようでは本末転倒です。認知心理学の研究によれば、文章を理解できていない段階での機械的な線引きやチェックは、脳の処理能力(ワーキングメモリ)を作業のために消費させ、肝心の意味理解を妨げてしまうことが明らかになっています。
また、機械的な線引きやチェックは視野を狭め、文章全体を俯瞰してとらえる脳の認知プロセスをも妨げます。本来こうした作業は、読解力や分析力の向上に伴って、自然、かつ必然的に備わるツール、もしくは技術の一つだったはずです。
視野を常に広く保ち、思考力と感性を最大限に働かせ、文脈や要点、状況の変化、主題・要旨といった種々の情報を的確かつ総合的にとらえる訓練を重ねることで、線引きやチェックは本来の『読解・分析的ツール』として有効に機能します。文章の構造を頭の中で再構築しながら、脳の言語ネットワークをフルに駆動させる『本質的な分析的チェック作業』の訓練を積むことで、獲得した知識や技術は『本当の読解力=自分の力」へと昇華されるのです。
■音読について
・「『音読が効果的だ』と聞いてずっと続けてきたのに、うちの子は国語が全然できない」といったご相談をよく受けます。認知心理学の研究では、「文章の意味が分からないままの音読は、多くの場合、文字を音声に変換する練習(滑らかに字面を追いながら発声する作業)にしかならない」ことが明らかになっています。「正しく発声する」ことだけに脳の処理能力(ワーキングメモリ)が奪われて、肝心の「内容を理解する」ところにまで認知資源を回せなくなってしまうからです。
文章の読解には、登場人物の心理や筆者の主張、文脈の展開を客観的・論理的に分析する「深い思考」が必要であり、脳の言語ネットワークや集中力をもフルに駆動させる必要もあります。国語学習に音読を採り入れる入れるのであれば、まずは「読解学習=分析的学習」を十分に済ませ、内容をしっかりと理解したうえで行うのが合理的です。文章の構造や意味を頭の中で再構築しながら音読することで、その知識や能力が脳に深く定着し、「本当の読解力=自分の力」へと昇華させることが可能となります。
■読書について
・「うちの子は読書が好きで、一冊の本を20分ほどで読んでしまうのに、国語が全然できない」といったご相談をよく受けます。物語や小説を読み、登場人物の感情に共感したり情景をイメージしたりして楽しむことは、脳の報酬系や情動に関わる領域を刺激し、感性や情緒、想像力を育むうえで大いに推奨されるものです。しかし、認知心理学の研究によれば、「文字づらを追うだけの受け身な読み方」にとどまっていると、どれだけ多読をしても国語力の向上には直結しないということが明らかになっています。
国語力の向上には、文章の構造を客観的・論理的に分析することで、脳の「言語ネットワーク」や「前頭葉(論理的思考を司る領域)」をフルに働かせるという観点が不可欠です。「主体的姿勢で、感性を働かせ、自分の頭をよく使って考えながら読む」習慣をつけましょう。一編の文章題を徹底的に読解・分析する取り組みは、不十分な理解のままに何冊も本を読み流すより、獲得した思考プロセスを「本当の読解力=自分の力」へと昇華させるうえではるかに効果的です。
■読み聞かせについて
・「子どもが幼い頃には『読み聞かせ』もしたし、音読もさんざんさせてきたのに、うちの子は国語が全然できない」といったご相談も受けることがあります。子どもが「自らの頭をよく使いながら主体的に人の話を聞く姿勢を育てる」という観点が無いままに、ただ一生懸命に読み聞かせを続けていても、脳は情報を右から左へ受け流す受動的なモードになってしまいます。認知心理学の観点からも、言葉を単に聞き流すだけでは「浅い聴覚処理」にとどまり、逆に子どもに「人の話をなんとなく受け身の姿勢で聞き、ものごとを聞き流す習慣」が身に付いてしまうといった弊害も一つの側面として考えられます。
子どもが他者の話を主体的に聞き、受け止め、考え、判断できるようになるためには、読み聞かせの中に「双方向の対話(ダイアロジック・リーディング)」を採り入れることが重要です。ただ物語を聞かせるだけでなく、「次どうなると思う?」と質問を投げかけたり、子どもの自由な発話をよく聞いてあげたりするなど、コミュニケーションによって脳の「言語ネットワーク」や論理的思考を司る「前頭葉」をフルに働かせる工夫を採り入れてみてください。
■「根拠記述ノート(復習ノート)」について
・1990年代の後半、一方向的になりがちな集団指導における弱点を補完し、子どもにとっての学習の完結、また、授業での読解学習と自宅での分析的学習とによる相乗効果や記述力の練成等を目論み、「解答の根拠や解法」を一問一問ノートに記述して説明する「根拠記述ノート」の作成と提出を義務付ける復習指導を行っていた時期が当方でもありました。現在でも塾の先生などから同様の指導を受けている受験生は少なくなく、この作業一回につき概ね1.5~2時間を充てる必要があるようです。
しかし、特に6学年の秋以降は限られた時間の中で適宜「4教科間の学習バランス」や「学習メニューの配分」等を勘案し、「その時々に上手く調整を入れつつ」効率的に学習を進めていく必要性が日々高まっていきます。真面目な性格の子どもほど、与えられた課題を全て、無理にでも抱え込もうとし、そして、ますます立ち行かなくなっていきます。有効な学習法であるからと、個々の状況や時期を度外視して一律に特定の課題を指導者側から強制されることで、却ってそれが「受験そのものの失敗を招く要因」となるような本末転倒を招いてしまいかねません。
保護者の側は、少しずつ子どもが自己マネジメントできるよう助力しながら、「調整・バランス」という観点で都度「学習態勢や学習メニューの見直し」を行いつつ管理をすることが大切です。
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